賃貸契約を結ぶと、手続きに必要な初期費用を支払います。
初期費用とは、賃貸物件の大家さんと不動産会社に支払う契約金のようなもので、引越し費用などとは別と考えます。
今回は横浜市鶴見区への引越しを検討されている方に向けて、初期費用にかかる項目の説明や、賃貸契約の際に必要な費用概算のシミュレーションを行います。
横浜市鶴見区の賃貸契約の費用概算 初期費用にかかる項目

賃貸契約の時に必要な初期費用にかかる項目は以下です。
<敷金・礼金>
敷金・礼金の相場は家賃の1~3ヶ月分です。
敷金は退去の際の原状回復費用や、家賃の滞納分の担保なので場合によっては退去の際には返金されます。
退去の際の原状回復の条件などは契約によって異なるので、確認しておくと安心です。
一方で礼金は、大家さんに対して謝礼の意味で払われるものなので、返金されるものではありません。
礼金は法律的な金額の根拠がないため、地域によって金額の基準が異なります。
<仲介手数料>
仲介手数料とは、賃貸契約の間に立って契約の手続きを行う不動産仲介会社に支払うものです。
仲介手数料は家賃、1ヶ月分が上限であると宅地建物取引業法によって定められています。
<前家賃>
家賃は基本的に前払いなので、賃貸契約時には翌月分の家賃を支払う必要があります。
もし、4月半ばに賃貸契約を締結した場合は、4月の残りの日割り家賃と翌月5月の家賃を支払います。
<火災保険料>
火災保険料とは、火災や水漏れなどのトラブルに備えて加入する損害保険料のことです。
一般的に、火災保険料は加入を義務付けている賃貸物件が多いです。
契約更新に合わせて2年間で契約する場合、相場は1万~2万円。
不動産会社が提示するプランの他に、自分で探して割安な保険にするのも可能ですが、必要な補償が網羅されているかのチェックが必要です。
<鍵の交換費用>
物件によっては入居時に鍵を新品に交換するための費用が必要です。
女性の一人暮らしの場合など、新しい鍵の方が安心ですよね。
鍵の交換費用は、1~2万程度が相場です。
横浜市鶴見区の賃貸契約 家賃相場と契約の費用シミュレーション
横浜市鶴見区の家賃相場はワンルーム7万円、1K7.5万円、1DK8.6万円、2LDK12.1万円です。(2018年スーモ調べ)
今回の契約の費用シミュレーションでは、鶴見区の家賃相場の平均をとって9万円として、先ほど説明した初期費用にかかる項目ごとに費用概算を計算していきます。
まずは敷金・礼金をそれぞれ家賃の2ヶ月分とします。
9万円×2ヶ月分=18万円なので、敷金礼金合わせて36万円です。
前家賃と、仲介手数料は家賃の1ヶ月分とするとそれぞれ9万円で18万円、火災保険料は最大の2万円、鍵の交換費用を2万円とすると、合計で22万円です。
これらの全てを合計すると、賃貸契約に支払う費用概算は、58万円になります。
今回想定した家賃が9万円なので、必要な初期費用は家賃の約6?7倍の額ということになります。
まとめ
今回は横浜市鶴見区へ引越しを検討されている方に向けて初期費用にかかる項目の説明や、賃貸契約の際に必要な費用概算のシミュレーションを行いました。
鶴見区の単身世帯の家賃相場は7~10万円、賃貸契約に支払う費用概算は家賃の6~7倍です。
加えて、引越し費用や家具家電を揃える購入費用もかかるので、引越しの際の初期費用はかなりの額が必要ということになります。
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