マンションやアパートには、さまざまな設備が備わっていますが、そのひとつが給気口です。
壁や天井などに設けられていることが多いのですが、どのような役割を担っているのかご存知でしょうか。
ここでは、賃貸アパートやマンションの部屋に備わっている、給気口の役割や、効果的な使い方について解説します。
賃貸における部屋の給気口とは
賃貸物件の部屋に備わっている給気口とは、外から空気を吸入するための入口です。
主に、壁や天井に設けられていることが多いのですが、役割は室内の換気です。
近年のアパートやマンションは、機密性の高い設計を採用した物件が多く、外気の影響を受けにくい傾向があります。
1年を通して快適に過ごせるのは魅力的ですが、一方でにおいや花粉、化学物質などが部屋に溜まってしまうデメリットもあるのです。
現在では、建築基準法の改正により、24時間換気システムの設置が義務付けられています。
つまり、アパートやマンションの給気口とは、法律で設置を義務付けられた換気用の設備なのです。
賃貸部屋の給気口の効果的な使い方
賃貸部屋に設置されている給気口の効果的な使い方を覚えておきましょう。
いくつかのポイントがありますが、大切なのは換気効率を落とさないことです。
給気口には、空気をろ過するためのフィルターがセットされていますが、外部から空気を吸い込むときにホコリなどを吸着します。
微細なホコリがたくさん吸着し、汚れてしまうと換気効率を落としてしまうのです。
そのため、定期的にクリーニングをおこない、常にキレイな状態で使用することを心がけましょう。
また、設備の口は基本的にあけたままです。
台風や吹雪のときなどは例外ですが、通常は開けっ放しにしておきます。
常に開けっ放しにすることで、24時間常時換気により、室内の空気を快適に保てるのです。
なお、フタを開けっ放しにしておくと、エアコンが効きにくくなることもあります。
このようなときは、一時的に閉じても問題はないでしょう。
ただ、エアコンを切るときは、再度フタをあけることを忘れてはいけません。
正しい使い方で、室内を快適な空間に保ちましょう。







