賃貸物件の公告に書かれている専有面積という用語をご存じでしょうか?
専有面積には含まれる場所と含まない場所が存在します。
また、条件によって変わる場所もあります。
今回は、わかりにくい専有面積について解説します。
賃貸物件の用語でよく見る専有面積とは?
「専有面積」とは、アパートやマンション・集合住宅など、部屋に住む居住者が使用できる場所を指す用語です。
専有面積に含まれる場所
●リビング
●寝室
●キッチン
●トイレ
●浴室などの水廻り
●玄関
●クローゼット
●押入れ
専有面積に含まれない場所(共用部分)
●バルコニー・ベランダ
●玄関ポーチ
●ロフト(ロフト以外の専有面積の半分未満、天井高1.4m以下)
●床下収納
●メーターボックス・配管スペース
バルコニーやベランダ部分は、居住者が万が一のために隣室のベランダに移動するための連絡通路として確保されています。
また床に階下へ抜けられる緊急用の通路が用意されている場合もあります。
緊急時の居住者の避難経路になるため、共用部分となっているのです。
ロフトは条件によっては、専有面積として含まれないスペースになります。
「部屋全体の専有面積の半分未満、天井高が1.4m以下」という条件に当てはまる場合です。
このような場合には専有面積に含まれません。
一般的なロフト付の賃貸物件では、表記された専有面積には含まれない、共用部分となるように設計される場合が多いです。
専有面積の計算方法について
賃貸物件の計算方法には、壁芯面積と内法面積の2つの方法があります。
壁芯面積とは、間取り図で見たときに壁の内側を半分にしたところより内側となるスペースの面積をいいます。
内法面積とは、間取り図でみたときに、壁の外側、実際に居住スペースとして使う部分の面積です。
壁芯面積は、壁の内側の居住スペースとして使用しないところまで含めて計算するので内法面積と比べると若干広くなります。
どちらの計算を用いるのかの決まりはとくにありません。
賃貸物件では一般的に内法面積で計算するケースが多いようです。
またこれらで計算された面積には、キッチンやバスルームも含まれています。
寝起きや食事をする空間のみの面積ではないので、注意しましょう。
正確な広さを測るには帖に換算してみる
マンションやアパートの広さは、㎡または帖のどちらかで表されます。
㎡ならば、以下の計算式で、該当する帖の帖数がわかりますね。
●面積(㎡)✕0.3025✕2=帖の帖数
●例:20㎡✕0.3025✕2=約12帖
まとめ
今回は専有面積とその他関連して使われる用語についてご説明しました。
賃貸物件の面積は、物件によってどちらなのかわからないので迷うでしょう。
ロフトも条件によっては、専有面積に含まれます。
わからないことがあれば、ぜひ弊社までお問い合わせください。
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