賃貸物件では、設置してから年数の経ったエアコンが使われていることも珍しくありません。
そのような古いエアコンは、調子が悪かったり動かなくなってしまったりといったトラブルが起こりやすいものです。
そこで今回は、賃貸物件でエアコンは交換できるのか・交換したい場合の連絡先・交換前にチェックするポイント・勝手に交換するリスクについて解説します。
賃貸物件のエアコンは交換できる?
まだ使えるにも関わらず新しい機種に交換したいといった希望はとおりにくいものの、経年劣化や通常の使用においてエアコンが壊れた場合、修繕ではなく交換となる場合があります。
一般的に、修繕ではなく交換が妥当だと認められるのは以下のようなケースです。
●一般的なエアコンの耐用年数である6年を超えている
●6年に満たないものの経年劣化による不具合が発生している
●カビなどの不快な異臭で健康被害のおそれがある
●運転時の大きな音や異音など危険な兆候がある
このような症状が確認できたら、まずは貸主である大家さん・管理会社へ相談しましょう。
ただし、貸主が交換の対応をしてくれるのは、そのエアコンが「付帯設備」であることが前提です。
エアコンが前の入居者が残していった「残置物」である場合、貸主は修繕や交換の義務を負わないのが一般的です。
賃貸物件でエアコンの故障が疑われる際にチェックするポイント
まず、エアコンが動かなくなったら、リモコンの電池切れやリモコン自体の故障を疑ってみましょう。
また、夏場にエアコンの吹き出し口から冷風が出なくなった場合には、室外機がゴミなどでおおわれていないか確認してみてください。
さらに、冬場に室外機から大きな破裂音がする場合がありますが、これは霜取り運転をしている可能性があります。
とくに寒い日だと室外機が暖まるまでに10分ほどかかるケースがあるため、様子をみてください。
賃貸物件のエアコンを勝手に交換するリスク
真夏や真冬などには一刻も早くエアコンを使えるようにしたいところですが、自己判断で勝手に交換してしまうとトラブルに発展するリスクがあるため注意してください。
賃貸物件のエアコンは付帯設備であるため、借主が勝手に交換・処分できません。
もし勝手にエアコンを交換すると、交換にかかる費用を全額自己負担しなければならないだけでなく、新しいエアコンが故障しても貸主が修理をしてくれないケースもあります。
エアコンの交換を希望する場合には、まず賃貸借契約書を確認して、故障時の対応やエアコンが付帯設備なのか、残置物なのかについてチェックしましょう。
契約上交換ができる状況ならば、交換の必要性を説明したうえで、交換を認めてもらえるよう貸主に交渉してみてください。
まとめ
賃貸物件のエアコンは、条件によっては貸主の負担で交換してもらえます。
エアコンの交換を交渉する前には、リモコンの故障や霜取り運転中ではないかといった点を確認してみてください。
賃貸物件のエアコンを勝手に交換すると、交換費用は全額自己負担になるなどのトラブルになるリスクがあります。
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