新築住宅を建てるとき、勾配天井(こうばいてんじょう)という言葉を耳にすることがあるのではないでしょうか。
これは、住宅の新しいデザインとして注目されており、新築住宅に取り入れている人が増えています。
そこで、勾配天井の概要をメリットとデメリットを踏まえて解説します。

新築住宅に勾配天井をつけるメリット①:概要
まずは、勾配天井の概要を振り返ってみましょう。
勾配天井とは、屋根のかたちに合わせて斜めになっている天井のこと。
屋根裏だったスペースを、部屋の一部として活用することで、住宅のポテンシャルを引き出すことが目的です。
新築住宅の天井を斜めにすることで、部屋として使える空間が増え、開放感が生まれます。
また、新築物件を勾配天井にすると、屋根裏だったところに窓を付けられます
それにより、日当たりがよくなる、部屋が明るくなる、外の空気が入りやすくなるなどの効果も期待できます。
勾配天井ならではの構造が、新築物件のおしゃれ度を高めてくれることもメリットと言えるでしょう。
このタイプの天井にすると、住宅を支える梁の一部が室内に露出します。
それを上手く活用すれば、室内の構造がダイナミックになる、吹き抜け部分にインテリア性が加わるなどの効果を発揮します。
さらに、梁の素材にこだわれば、通常の天井では引き出せない温かみや迫力を演出することも可能です。
天井のデザインパターンも豊富にあるため、自分のこだわりを住宅に反映させられることもメリットです。
新築住宅に勾配天井をつけるメリット②:デメリット
新築住宅に新たな機能性を加えてくれる勾配天井ですが、デメリットもあります。
ひとつめのデメリットは、天井が高くなるため、電球の交換や梁の掃除が大変なことです。
自分でできない場合は、工務店や清掃業者に依頼するなど、何かとメンテナンス費用がかさむことを念頭に置いておきましょう。
また、勾配天井にすることで壁の面積が広くなるため、新築住宅の建築費用が増すこともデメリットです。
一般的な天井とくらべると、使用する壁紙の量や照明の数は多くなります。
室内を仕上げるときも、ハシゴで届かないところは、足場を組み立てて対応します。
新築住宅が高額化するのは、これらの建築費が反映されているからなのです。
また、部屋が温まりにくいことも、勾配天井のデメリットです。
天井が高くなるぶん、通常の住宅以上に断熱性に配慮する必要があります。
部屋が温まらないと、厚着で過ごすはめになりますので、工法に精通している専門家に依頼するなどして、断熱性の高い住宅をつくるようにしましょう。
まとめ
一般の住宅とは異なる斬新さを加えられることも、新築住宅に勾配天井を取り入れるメリットです。
とはいえ、特殊な設計である分、注意を払うポイントがありますので、概要を把握したうえで検討することをおすすめします。
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