賃貸は戸建住宅と比べて洗濯物を干すスペースが限られているため、梅雨シーズンや花粉が気になる時季には室内干しを選ぶケースが多いでしょう。
しかし、室内干しは方法によって生乾き臭が残ったりカビが生えてしまったりする可能性があるため、工夫が必要です。
今回は、室内干しの臭い対策に向けたコツとおすすめの干し方を紹介します。
賃貸で室内干しするときに臭いを発生させないコツ
天日干しと比べて洗濯物に付着した雑菌が繁殖しやすいため、室内干しは不快な生乾き臭が発生することがあります。
臭い対策として有効な方法は、以下の4つです。
●こまめに換気をおこなう
●家電を活用する
●洗濯槽のカビを除去する
●漂白剤を活用する
洗濯物を干すと水蒸気が発生して湿度が上がります。
湿度が上がると洗濯物の乾きが遅くなり、さらに結露が発生してカビやダニが繁殖しやすくなるため、こまめな換気が必要です。
窓を2か所以上開けるか、キッチンの換気扇を回すなどして、部屋の空気が循環する環境をつくりながら干すといいでしょう。
部屋の換気だけでは効果が得られないときは、扇風機やサーキュレーターなどを活用したり、エアコンの除湿運転を併用したりするのも一つの方法です。
洗濯物の生乾き臭は洗濯機の汚れが原因であるケースもあります。
洗濯槽クリーナーや消毒用エタノールなどで定期的に手入れし、さらに洗濯機を使用したあとはフタを閉めずに乾かしておくようにするといいでしょう。
洗濯する際、酸素系漂白剤や防臭・抗菌効果のある洗剤を使えば、細菌の繁殖を抑えられます。
賃貸の室内干しでは干し方も重要!コツを紹介
室内干しだとしても干し方を工夫すれば洗濯物を効率よく乾かせます。
おもな方法は以下の4つです。
●アーチ干し
●ジャバラ干し
●囲み干し
●筒干し
アーチ干しは長い衣類を両端に、短い衣類を内側に干して洗濯物の下部がアーチ型になるように干す方法です。
アーチ下部に大きな空間ができて風が通りやすくなるため、洗濯物を早く乾かせます。
シーツやタオルなどを干す際におすすめなのがジャバラ干しです。
ピンチハンガーを使って、真上から洗濯物を見るとジグザグになるように干していきます。
囲み干しはジャバラ干しと同じくタオルを干すときに有効な方法で、ピンチハンガーを使い、バスタオルを横長にして上辺をピンチでとめます。
また、丸型のピンチハンガーを使ってパンツのウエスト部分をピンチで挟んで干す筒干しはパンツ類を干す際におすすめです。
どの干し方にも共通しているのは、衣類同士が重なり合わないようにする点です。







