これから定年退職を迎える方は、仕事を辞めたあとでも賃貸住宅に住めるか心配ですよね?
そこで今回は、定年後に入居審査は不利になるのかどうかや、ご高齢の方が賃貸住宅に住むメリットについて詳しく解説します。
定年後のお住まいに不安を感じている方は、ぜひ参考にしてください。
賃貸住宅を定年後に借りると審査が不利になるのか?
残念ながら一般的にご高齢の方は、賃貸住宅の入居審査が不利になる場合が多いです。
その理由は、収入がなく家賃が滞る可能性が高いと、判断されてしてしまうからです。
さらには事故物件になるリスクを避けたい、という大家さんの心理も働きます。
ただ、近年の高齢化に伴って保証人を付けたり、家賃保証会社を利用したりすることを条件に、審査が通るケースも増えてきました。
家賃保証会社とは、連帯保証人を立てられないときにその代行をしてくれる業者です。
家賃保証会社に月々の保証料を支払う必要はありますが、もし家賃を滞納した場合には、家賃保証会社が代わりに家賃を立て替えてくれるのです。
このように条件付きではあるものの、定年後でも入居審査が通る可能性はあります。
一方で、積極的にご高齢の方の入居を受け入れる物件や、バリアフリーが完備されたシニア用住宅も増えてきています。
「定年後だと審査は不利になるのか」と決め付けずに、不動産業者に定年後でも入居できる物件を積極的に探してもらいましょう。
定年後に賃貸住宅を借りるときに審査を受けるメリットはある?
高齢で賃貸住宅へ引っ越すのはハードルが高いように感じかもしれませんが、高齢であるからこそのメリットもあります。
まず、生活に必要な最小限のスペースで暮らせるという点です。
ご高齢になると廊下や階段の往き来が大変になる方も増えるため、効率良い動線で生活できるコンパクトな物件がおすすめです。
また、持ち家に比べて賃貸物件は、駅や商店から近い立地が多いというのも魅力です。
将来的に車の運転や歩行に不安がある方は、普段利用する施設からのアクセスが良好な物件を選んでください。
住みやすさ以外に金銭面でも利点があります。
たとえば持ち家の場合に突然発生する家の修繕費用は、賃貸では不要になるという点です。
毎月の家賃さえ想定していれば、住宅の維持管理にかかる想定外の大きな出費が不要になるため、金銭面で計画が立てやすくなります。







