ブレーカーが突然落ちたとき、特に夜だと家中がパニックになってしまうこともあります。
一度や二度でなく、頻繁にブレーカーが落ちる場合は、家の契約や電化製品の使い方を見直す必要があるかもしれません。
今回は、賃貸物件にお住まいの方に向けて、ブレーカーがよく落ちる原因と対策についてご紹介します。
賃貸物件でブレーカーがよく落ちる原因とは
ブレーカーが落ちる原因はいくつかありますが、よく落ちる場合は一度に使う電力が多すぎるか、一つの部屋で集中的に電力が使われている可能性が高いです。
住戸はそれぞれ使用できる電気量の上限が決まっており、上限を超えて電力を使うと安全のためにブレーカーが落ちるしくみになっています。
電気量の上限は、家の分電盤に書いてある契約アンペア数で確認しましょう。
日常的に使う電化製品のアンペア数と契約アンペア数が合っていないと、ブレーカーが落ちやすくなります。
特にオール電化住宅やIHを使っている家庭では、料理中に他の電化製品を使うと、それだけでブレーカーが落ちてしまうこともあります。
また、複数人で住んでいる場合、朝や夜など全員が同時に活動する時間帯は注意が必要です。
ブレーカーは夜に落ちることが多いですが、夕飯時はお風呂と食事のタイミングが重なりやすく、一度にたくさんの電化製品を使用する時間帯です。
ドライヤーと電子レンジを使うと、いつもブレーカーが落ちてしまうなどの原因がわかっている場合、家族間で声をかけながら使用する必要があります。
賃貸物件でブレーカーがよく落ちる場合の対策
ブレーカーが落ちる原因の契約アンペア数は変更可能なため、明らかに電力が足りない場合は上限を上げるのも手です。
賃貸物件に住んでいる場合、マンションの管理会社やオーナーが一括で管理していることもあるので、契約アンペア数を変更したいときは管理会社かオーナーに交渉しましょう。
ただし、契約アンペア数を上げると基本料金も増えるため、むやみに増やすと月々の電気料金が膨れ上がってしまう可能性があります。
電気料金を抑えたいのであれば、契約アンペア数の増加は最低限にとどめ、こまめに電気を消して節約しましょう。
よく使う電化製品のアンペア数を確認し、アンペア数の高い電化製品を同時に使わないようにすることも大切です。
特にIHやドライヤー、電子レンジは使用頻度が高いわりにアンペア数の高い電化製品です。
使っていない電気はこまめに消し、電力消費の大きいものは同時使用を避けるようにすれば、契約アンペア数を変えなくてもブレーカーが落ちる頻度をぐっと下げられるでしょう。







